ゼロデイ攻撃とは 増加する背景や主な手口、企業として行うべき対策 (800 x 450 px)

ゼロデイ攻撃とは? 増加する背景や主な手口、企業として行うべき対策

ここ数年ゼロデイ攻撃が増えつつあることから、企業はセキュリティ対策に早急に取り組むことが大切です。本記事では、ゼロデイ攻撃とは何かといった概要から主な手口、近年被害が増えてきた背景、過去の事例まで解説します。また、ゼロデイ攻撃の特性を押さえたうえで、被害を最小限にするために企業が講じるべき対策について紹介します。

 

ゼロデイ攻撃とは?

ゼロデイは英語で「Zero-Day」と表記し、セキュリティ対策の時間がない(0日)ことを意味します。通常、ソフトウェアのプログラムで脆弱性が見つかった場合、ベンダーは修正パッチなどを提供します。しかし、その提供がされる前に脆弱性を素早く突いて攻撃を仕掛けるのがゼロデイ攻撃の手口です。
また、ゼロデイ脆弱性とは、ソフトウェアで見つかった脆弱性のなかで、その存在が発表される前や、修正パッチが提供される前の脆弱性を指します。

 

・特徴

年々巧妙化するサイバー攻撃に注意を払っていたとしても、セキュリティホールは基本的に存在します。しかし企業が脆弱性を見つけられておらず、修正パッチ配布前のいわゆる「ゼロデイ脆弱性」の状態では、適切に対応できません。そのため未然に防ぐのが難しく、サイバー被害が広がりやすいのが特徴です。

 

・有名な事例:シェルショック事件 (2014年)

ゼロデイ攻撃で大きな問題となったのが、2014年9月に起こった「シェルショック事件」です。Linuxなどでユーザとの橋渡し役(シェル)として使われていたプログラム「Bash」において、遠隔からも不正にコマンドを実行されてしまうといった脆弱性が判明しました。
多くの企業では、Bashをサーバーの基幹部分で使っています。すぐにサーバーを停止できない企業などで適切に対応できず、大きな混乱を招きました。
このBashの脆弱性を突いて、実際にアメリカ国防総省では、データをスキャンされる事件が発生しています。日本では、警視庁が調査に入るといった事態にまで発展したこともありました。

 

近年ゼロデイ攻撃が増えている背景

IPAが公開している「情報セキュリティ10大脅威」によると、ゼロデイ攻撃は2021年時点でランク外だったのが、22年で7位、23年には6位と、その脅威は近年増す一方です。
その理由としては、以下のようなことが考えられます。

参照:IPA|情報セキュリティ10大脅威 2023

IPA|情報セキュリティ10大脅威 2022
参照元:https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2022.html

まずは、ゼロデイ攻撃の検出数増加です。未然に防ぐことが困難な脅威として認知され、近年多くのベンダーなどがゼロデイ脆弱性を検知し報告するようになりました。実際にゼロデイ攻撃を受けた数は確認できないものの、検出数が増えることで件数も平行して伸びていることが考えられます。

またデジタル化が進み、モバイルデバイスが一般社会で浸透しているほか、IoTを導入する企業は少なくありません。それら機器の内部に使われているソフトウェアも複雑化しています。IoTの場合、機器類がインターネットに常時接続されていることもゼロデイ攻撃を受けやすい一因です。

 

ゼロデイ攻撃に使われる主な手口

ゼロデイ攻撃の手口としては、大きく2つの種類があります。攻撃のターゲットを絞った「標的型」と、一気に不特定多数へ攻撃する「ばらまき型」です。
ゼロデイ攻撃ではばらまき型が多く見られますが、近年では標的型も増えています。特定の企業やユーザにターゲットを定め、マルウェアを含んだメールを送りつける方法がよく報告されています。

WordPressのセキュリティについて、詳しくは関連記事「WordPressのセキュリティ|脆弱性を狙った攻撃事例や対策」もご覧ください。

 

企業として行うべきゼロデイ攻撃対策

ゼロデイ攻撃は脆弱性の判明前や修正パッチの適用前のわずかな時間に行われるため、多くのケースで被害が拡大してしまいます。そうした事態を防ぐために企業が対策できることとしては、主に以下の4つが考えられます。

 

・デジタル環境を常に最新状態にする

基本的な対策として確実にしておきたいのは、コンピュータのOSやインストールしているソフトウェアなどを最新化しておくことです。コンピュータまわりの環境を早めにバージョンアップしておくと、最新の更新内容に脆弱性の修正が含まれているため、被害を抑えやすくなります。

 

・サンドボックスを導入する

コンピュータ上の仮想環境として独立している「サンドボックス」を活用することも有効な対策です。先に述べたように、ゼロデイ攻撃ではマルウェアをしのばせてメール送信するケースが多く見られます。マルウェアが潜んでいるおそれのあるメールを開く際に仮想環境のサンドボックスで開くことで、万一、マルウェアが含まれた添付ファイルを開いてしまっても直接的な被害を避けられます。
セキュリティソフトでスキャンしているからと安心するのは危険です。検知できないうちに攻撃を受けているおそれがあるため、サンドボックスを早期発見に役立ててください。

 

・EDRを導入する

EDR(Endpoint Detection and Response:エンドポイントセキュリティ)製品は、コンピュータやサーバーなどで怪しい挙動をしていないかどうか監視する役目を担っています。
ゼロデイ攻撃を従来のセキュリティソフトですべてを検知することは困難です。しかしEDRを使うと、末端部分の怪しい挙動を検知しやすくなります。ゼロデイ攻撃を受けたとしても、EDRは未知の脆弱性に有効なため、早期にリカバリーできるのがメリットです。ただし、現時点では誤検知されることもあるため、まだ万全ではありません。

 

・ロジック方式のWAFを導入する

WAF(Web Application Firewall)は、ネットワークやWebアプリの手前に設置し、通信内容を確認するソフトウェアです。Webアプリに脆弱性が見つかった場合も、攻撃の影響が及ぶ前に遮断できるのが特徴です。
また、WAFは一般的なファイアウォール(FW)やアンチウイルスでは防げない、Webアプリへの攻撃に対応しています。それらをまとめて採用することで、攻撃防御力がより向上します。

ただ、現在WAFは「シグネチャー方式」、つまり既知の脅威となる情報と突き合わせ、脆弱性が見つかってから遮断するタイプが主流です。これではゼロデイ攻撃に特化した対策はできません。
そのため、近年はひとつの遮断ルールを設定するだけで数百もの攻撃を遮断できる「ロジック方式」が注目されています。

 

まとめ

ひとたびゼロデイ攻撃を受けると、企業はセキュリティ上の甚大な影響を受けかねません。近年は検知数自体が増えたことや、ソフトウェアの複雑化、インターネットの常時接続などにより、その脅威は増大しつつあります。

そのため、ひとつのルールを設定するだけで、ゼロデイ攻撃への対策が数多く可能になる、ロジック方式のWAFの導入がおすすめです。とくにクラウド型の「Cloudbric WAF+」なら、社内に情報セキュリティの専門的なスキルを持った人材がいなくても手軽に利用できるうえ、必要なセキュリティ機能を一元的に活用できます。

関連記事:Cloudbric WAF+

 

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2021年度版サイバー攻撃の動向

サイバー攻撃の動向や事件・事故とは?セキュリティ問題について考察!

コロナ過を踏まえインタネットは個人だけでなく企業・法人にも欠かせない存在となり、2021年現在、企業におけるデジタル化への対策は待ったなしの状況となっています。インタネットを通じて日々膨大な情報が行き交っていますが、世界規模でみれば同時に悪意のある第3者によるサイバー攻撃事例が日々発生しています。

このようなサイバー攻撃に対抗する手段として、政府も「サイバーセキュリティ基本法」を策定するなど動きか活発化しています。サイバー攻撃を防ぐためにも、Webセキュリティ対策は最重要です。また、現代社会におけるサイバー攻撃に関する動向や、直近で発生した事件・事故、セキュリティ問題についても知っておく必要があります。

 本記事では、2021年度上半期に発生したサイバー攻撃の事件・事故などについて解説しています。

 

2021年度!セキュリティ問題と脅威ランキングTOP3

まずは、2021年度に発生した脅威やセキュリティ問題について、詳しくみていきましょう。

3位|テレワークなどのニューノーマルな働き方を狙ったサイバー攻撃 

2020年以降、新型コロナウイルスの感染防止を目的に、テレワークでの働き方が推進されています。このような社会的な背景から、テレワークなどのニューノーマルな働き方を狙った企業へのサイバー攻撃件数が増加しています。そもそも、悪意のある第3者がテレワークでの働き方をターゲットとする理由は、従業員の出社を前提とした従来のWebセキュリティ対策ではカバーできないことが挙げられます。つまり、企業努力によるWebセキュリティ対策を施していても、従業員個人では認識が甘く、穴を突いてサイバー攻撃を仕掛けてくるということです。また、突然の緊急事態宣言の発令で、セキュリティ対策に関する計画を立てる間もなくニューノーマルな働き方の導入をすることになった企業も少なくありません。そのため、ニューノーマルな働き方を推進している現代社会において、Webセキュリティの脆弱性が問題視されています。 

2位|標的型攻撃による機密情報の窃取 

機密情報を狙った標的型攻撃は、2021年度も継続して発生しています。標的型攻撃とは、明確な目的を持って特定の企業などに狙いを定めて仕掛けるサイバー攻撃のことです。悪意のある第3者が標的型攻撃を行う目的は、攻撃対象への嫌がらせが目的です。また、その際に機密情報を窃取するケースも少なくありません。

金額的被害だけでなく、顧客の個人情報など企業にとって致命的な情報が流出した場合、Webセキュリティが問題視され、取引停止や企業イメージの失墜など、間接的被害を受ける可能性もあるので要注意です。

 1位|ランサムウェアによる被害 

2020年度は5位だった、ランサムウェアによるサイバー攻撃が、2021年度は急増しています。ランサムウェアとは、コンピュータウィルスの1種で、「Ransom(身代金)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせて作られた造語です。パソコンだけでなく、タブレット端末やスマートフォンのOSにも感染する危険性が伴います。

ランサムウェアに感染すると、Webセキュリティ問題が発生して保存しているデータが、勝手に暗号化されて使えない状態にされたり操作できなくなったりしてしまいます。企業や店舗に嫌がらせをすることが目的の場合もありますが、復旧を条件に悪意のある第3者が金銭(身代金)を要求してくるケースも少なくありません。また、金銭を支払っても、ランサムウェアによる攻撃で窃取された情報やデータを暴露されてしまうケースも発生するため、このような事例では、絶対に身代金は支払わないようにしましょう。

 

2021年度!サイバー攻撃の動向や事件・事故の事例3選

次に、2021年度に発生したサイバー攻撃の動向や事件、事故の事例を紹介します。なお、GSX発表の「2021年ニュース一覧」を参考にしています。

ランサムウェア攻撃の事例(DearCryによる攻撃)|2021年3月

2019年後半以降、ランサムウェアによる攻撃は2重の脅迫を用いた手口での攻撃が増加しているだけでなく、新種・亜種のランサムウェアウィルスが続々と確認されています。

2021年3月16日にはMicrosoft社が、「Microsoft Exchange Server」のWebセキュリティの脆弱性を悪用した「DearCry」と呼ばれる新しいランサムウェアが確認されたことを発表しました。「DearCry」は、悪名高いランサムウェア「WannaCry」の亜種だとみられています。「Microsoft Exchange Server」 のオンプレミス版に存在している複数のWebセキュリティの脆弱性が、パッチによって修正されるまでにゼロデイを狙ってばらまかれました。

その後は、米国やカナダ・オーストラリアを中心に、多くのサイバー攻撃やWebセキュリティ問題が報告されました。

スマホ決済の不正利用の事例(PayPayを使った不正チャージ)|2021年3月

2021年3月18日、警察庁が、スマートフォン決済サービスを利用した不正チャージ事件についての情報を公開しました。事件が発生したのは2020年9月、確認された被害は全国11行で157件、被害額は2760万円に上っています(9月17日午前0時時点)。また、ドコモ口座とPayPayだけでなく、ゆうちょ銀行の口座と連携するメルペイやKyash・LINE Pay・PayPal・支払秘書などでも被害が確認されました。

警察庁はこの事件が悪意のある第3者がどのような手口でサイバー攻撃を行ったのかという内容を発表しましたが、主な手口のポイントは、下記の3つです。

  • 携帯電話販売代理店から不正入手した個人情報を無断で利用し、預貯金口座をスマートフォン決済サービスとひも付けてチャージを実施
  • 第3者の電子メールアカウントを無断利用して、スマートフォン決済サービスのアカウントを作成
  • アカウント作成から被害口座との連携を短期間で大量に行い、買い子が別の端末から連続して決済を実施

 いずれも、Webセキュリティの脆弱性を衝いたサイバー攻撃でした。

ニューノーマルな働き方を狙った事例(RDP総当たり攻撃)|2020~2021年

2020~2021年にかけて急増しているWebセキュリティ問題を衝いたサイバー攻撃が、テレワーク端末を狙った「RDP総当たり攻撃」です。テレワークの導入に取り組んでいる企業で、この攻撃を受けた事例が数多く報告されています。

 RDP(Remote Desktop Protocol)とは、導入したサーバに対してクライアント端末からリモートデスクトップ接続する機能を提供するマイクロソフトのサービスのことです。RDPを導入した端末をリモートデスクトップ接続するために利用する「ID/パスワード」に対して、不正アクセスを試みるために総当たり攻撃をしてくる手法を「RDP総当たり攻撃」と呼びます。近年、コロナ禍の影響で、企業によるテレワーク導入が急加速しました。そして、USBモデムやSIM内蔵端末を利用するためにグローバルIPを割り当てた端末が急増したことが、Webセキュリティ問題の増加に繋がったと考えられています。

 

さいごに

今回は、2021年度のサイバー攻撃の動向や事件・事故などについて、詳しく解説してきました。また、各事例に対するWebセキュリティ問題についても考察してきました。

Webセキュリティ対策の精度は年々進化していますが、それ以上にサイバー攻撃の手口は巧妙化しています。そのため、2021年上半期以上に、下半期はテレワークなどのニューノーマルな働き方を狙った攻撃、OSやアプリのWebセキュリティの脆弱性を狙った攻撃は激化すると予測されます。また、総務省発布の「平成30年度情報通信白書」によると、政府が積極的にセキュリティ問題に取り組んでいることが明確化されているため「サイバーセキュリティ基本法」の動向にも注目です。

そして何より、今後も引き続き、Webセキュリティ問題に警戒することが重要といえるでしょう。

ゼロデイ(Zero-day)攻撃

ゼロデイ攻撃とは?DDoS攻撃の標的となった際の3つの対処法を解説!

近年、中小企業が悪意のある第3者からサイバー攻撃を受ける事例が増加しています。悪意のある第3者からの攻撃にはさまざまな手口が存在しますが、ゼロデイ攻撃(Zero-day Attack)もその1つです。また、ゼロデイ攻撃だけでなく、DDoS攻撃の標的となる危険性もあるため早めのWebセキュリティ対策を心掛けておかなければなりません。

本記事では、ゼロデイ攻撃を受け、さらにDDoS攻撃の標的された場合のWebセキュリティ対策について解説しています。

 

ゼロデイ攻撃とは?DDoSの標的となる可能性も解説!

そもそも、 Webセキュリティ上の脆弱性を衝いたサイバー攻撃の一種であるゼロデイ攻撃(Zero-day Attack)とは、どのようなサイバー攻撃なのでしょうか。詳しくみていきましょう。

ゼロデイ攻撃とは?

悪意のある第3者から受けるサイバー攻撃といえば、導入しているOSやアプリケーションのWebセキュリティ上の脆弱性を狙った攻撃が一般的です。OSやアプリケーションの脆弱性が発見された場合、提供元はすぐにその脆弱性を改善した新バージョンのOSや修正プログラム・パッチを開発し対策を取ります。

しかし、脆弱性が発見されてからすぐに対策を取るのは非常に困難で、その脆弱性解消の対処・対策が確立されるまでには、どうしても期間が必要です。そして、脆弱性の発見から対策方法の確立までの期間のことを「ゼロデイ(Zero-day)」と呼び、その期間を狙って攻撃してくる手法を「ゼロデイ攻撃」と呼んでいます。

ゼロデイ攻撃は、対策ができていないWebセキュリティ上の脆弱性を狙ってくるため、取り得る防御手段が少なく大きな被害を受けるケースも少なくありません。

DDoS攻撃の標的となる可能性は?

ゼロデイ攻撃によって、顧客情報が盗み出されるなどの直接的な被害を受けるだけでなく、間接的な被害を受けてしまう可能性もあります。

間接的な被害とは、DDoS攻撃に利用するゾンビマシンの標的となることを意味します。そもそもDDoS攻撃とは、ターゲットとしている企業サイトやWebサーバに、複数のコンピューターから大量の情報を送り、サービスの遅延・停止を起こさせる攻撃方法を指します。また、ターゲット企業のサービスに影響を与える目的だけでなく、その攻撃を止める条件として金銭(身代金)を要求する目的でDDoS攻撃を仕掛けるケースもあります。

このDDoS攻撃には複数のコンピューターが使用されますが、そのほとんどが悪意のある第3者がこの攻撃のために別のサイバー攻撃で乗っ取った「ゾンビマシン」が使用されています。

ゾンビマシンとは、サイバー攻撃によって侵入したウィルスやプログラムの改ざんによって、悪意のある第3者が遠隔操作できるようにされたコンピューターのことで、このゾンビマシン化されたコンピューターは、Webセキュリティの脆弱性のあるOSやアプリケーションを使っているケースも珍しくありません。そのため、Webセキュリティ対策が未熟なゼロデイを狙って、DDoS攻撃を仕掛けてくる場合があります。

もし、ゾンビマシン化されたコンピューターでDDoS攻撃を仕掛けたターゲット企業が取引先だった場合、それによって取引が中止したり損害賠償を求められる可能性もあります。

 

ゼロデイ攻撃の事例

ゼロデイ攻撃によってコンピューターがゾンビマシン化され、DDoS攻撃に使用された可能性のある事例についてみていきましょう。

2014年11月4日、トレンドマイクロが、同社公式ブログでWebセキュリティの脆弱性「Shellshock」を利用した新たな攻撃を確認したことを発表しています。その発表は、Linuxなどで使用されているオープンソースプログラム「Bourne-again shell(Bash)」コマンドシェルに重大な脆弱性が見つかったことが発端で、その対策完了までに、DDoS攻撃などのさまざまなサイバー攻撃が確認されました。例えば、Webセキュリティの脆弱性「Shellshock」を利用してSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバを狙う、ゼロデイ攻撃もその1つです。このケースで被害を受けたコンピューターは、DDoS攻撃の目的で遠隔操作が可能となることもその発表に含まれていました。そのため、サイバー攻撃が確認された地域で、ゾンビマシン化目的でのゼロデイ攻撃を受けたコンピューターが被害に遭った可能性が高いといわれています。実際、日本国内でもゼロデイ攻撃を受けて、遠隔操作されたコンピューターが複数確認されています。

 

おすすめ!ゼロデイ攻撃でDDoS攻撃の標的となった場合の対策法3選

ゼロデイ攻撃で、Webセキュリティ対策が完了する前にDDoS攻撃が行われれば、取り得る防御手段の選択肢が少ないのが現状です。しかし、まったく対策法が存在しないということではありません。ここでは、ゼロデイ攻撃でDDoSの標的となった場合の3つの対策法を紹介しています。

  • クラウド型WAF
  • Cloudbric ADDoS
  • EDR

クラウド型WAF|導入しやすく低コスト

WAF(Web Application Firewall)とは、FW(ファイアウォール)やIPS/IDS(不正侵入防止システム/不正侵入検知システム)では守れないWebアプリケーションの脆弱性を攻撃から守ることができるセキュリティ対策です。このWAFには、クラウド型・ハードウェア組み込み型・サーバインストール型の3種類が存在しますが、ゼロデイ攻撃対策として導入するならクラウド型WAFをお勧めします。また、ゼロデイ攻撃対策は、発覚してからすぐに施策する必要があります。

ちなみに、クラウド型WAFは機器の購入・ネットワークの構築などが必要なく、すぐに導入可能でセキュリティ担当者の負担を減らせます。また、初期費用・運用コストが低く、スポット利用もできるため、脆弱性のWebセキュリティ対策が完了するまでのゼロデイ攻撃の対策におすすめです。

 

Cloudbric ADDoS|DDoS攻撃対策

DDoS攻撃によるゼロデイ攻撃から被害を最小限に抑えるためには、Webセキュリティ上素早い対応が求められます。そのため、DDoS攻撃が防御できるサービスも、同時に導入しておいた方がよいでしょう。そんなDDoS攻撃対策におすすめのサービスといえば「Cloudbric ADDoS」です。導入しておけば、最大65Tbpsの大規模DDoS攻撃まで迅速かつ安全に遮断してくれます。

「Cloudbric ADDoS」についての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

https://www.cloudbric.jp/blog/2021/06/rddos/

 

EDR|ゾンビマシン化をいち早く検知

DDoS攻撃に利用するゾンビマシンの標的となることを、防止できるWebセキュリティ対策も重要なポイントです。

EDRを導入しておけば、ゼロデイ攻撃によってゾンビマシン化している際に、いち早く検知可能であるため、気づかないうちにコンビューターがDDoS攻撃に利用されたり、攻撃の踏み台にされるのを防げます。EDR(Endpoint Detection and Response)とは、パソコンやサーバの状況および通信内容などを監視し、異常あるいは不審な挙動があれば管理者に通知してくれるソリューションです。ゼロデイ攻撃による直接的な被害は防げませんが、導入しておけば、取引先へのDDoS攻撃に利用されて間接的な被害を防止できるためおすすめです。

 

今回は、ゼロデイ攻撃で、DDoSの標的となった場合のWebセキュリティ対策について解説してきました。ゼロデイ攻撃は気づいたときには手遅れになっているケースも少なくありません。そのため、いち早く気づき、早急にWebセキュリティ対策することが重要です。

現代では、悪意のある第3者によるゼロ攻撃やDDoS攻撃は増加傾向にあるため、いつサイバー被害を受けるか予測できません。本記事を参考に、いち早くWebセキュリティ対策に取り組みましょう。